インプラント治療は何歳でも受けられますか?インプラント治療の年齢制限について
こんにちは。
下関の歯医者【橋本歯科】です。
インプラント治療なら「よく噛める」という話を聞いたことはありますか?
むし歯や歯周病、事故やケガなどで歯を失う可能性は誰にでもあります。
歯を補う方法は、入れ歯、ブリッジ、インプラントから、お口の状態や仕上がりの希望などをもとにお選びいただきます。
最近では、天然の歯のような見た目と噛み心地が再現されることから、インプラント治療を希望される方が増加傾向です。
けれども、さまざまな理由でインプラント治療が適用できないこともあります。
ここでは、その中からインプラント治療の年齢制限についてお話しします。
インプラント治療の年齢制限
インプラント治療には年齢的な下限があり、一般的には20歳未満の方は受けられません。
なぜなら、インプラントを埋め込むことで、顎の骨の成長に影響を与え、将来的にかみ合わせの悪化、顔のゆがみなどのトラブルにつながる恐れがあるからです。
インプラントを埋めた後で親知らずが生えてきて、歯並びに影響が出るという可能性もあります。
そのため、顎の骨の成長が落ち着いてからの治療が基本です。
反対に、インプラント治療を受けられる年齢的な上限は決められていません。
お口の中、そして全身の健康に問題がなければ何歳でも受けていただくことが可能です。
けれども、インプラント治療には外科手術が伴います。
そのため、免疫機能や体力が低下している場合、治療後に合併症を起こすリスクが高いため、治療前にしっかりと安全性について検討する必要があります。
シニア世代のインプラント治療で気を付けたいこと
令和4年(2022年)の歯科疾患実態調査によると、45歳以上の4割、55歳以上で6割、65歳以上では8割以上と、年齢が上がるとともに歯を失う方の割合は増えています。
参考:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」p14.表12.喪失歯所有者率より >
インプラント治療を行うには、お口の中が健康であることが大切です。
むし歯や歯周病がある場合は治療を優先して行います。
特に歯周病は、重症化すると歯を支えている骨が溶かされてしまいます。
歯周病を引き起こす細菌が原因で「インプラント周囲炎」を引き起こすこともありますので、注意が必要です。
また、歯周病に関係なく、年齢が上がり代謝機能が低下することでも骨が痩せていきます。
特に、歯を失ってから時間が経っている場合は、噛む刺激が得られなくなることで少しずつ骨が痩せていくのです。
治療の前には、インプラントを安定させるために必要な顎の骨の厚みや高さなど、骨の状態もしっかりと確認します。
インプラントを安定してお使いいただくためには、定期的なメンテナンスが必要です。
3ヶ月に1度の定期検診を継続できるかどうかも非常に重要なポイントです。
服用中のお薬や持病によっては、インプラント治療をおすすめできないケースもあります。その場合は別の治療法をご提案しますので、どのようなことでもお聞かせください。
インプラント治療は「橋本歯科」にご相談ください
下関の歯医者【橋本歯科】では、しっかりとお口の中を調べてインプラント治療を行えるかや、別の治療法が適しているかを検討します。
患者様のお話をしっかりと聞いて、ライフスタイルなども考慮した上で適切な治療をご提案しますので、インプラント治療についてお気軽にご相談ください。